納得いかない学割

前回の十字屋のネエチャンからまた電話があった。
”FANTOM−G買ってやる衝動”は収まった旨はなすと、今度はCUBASE4を猛烈に売り込みに入った。
LOGICよりも、SONARよりも、PROTOOLSよりも、CUBASE4が良いらしい。
元々、Win3.1の頃に初めて買ったPC、IBMアプティバミュージックヴィジョンにシンガーソングライター(SSW)3がバンドルされていたのが作曲にパソコンを使うようになったきっかけ。
それまではカセットMTRとドラムマシンとDX7にもらい物のシーケンサーQX21だったのだから、大層便利になったもんだ。
それでも、当時ギターなどの生音楽器は素人レベルではPCで扱えず、MIDIデーターというものを扱うだけだったので、まあゆうてみれば、諸々出ていたシーケンサーという機械がPCに置き換わって、入力がしやすくなった物程度だった。

その後、SSW5.0へバージョンアップ〜8.0VSへバージョンアップとINTERNET社に貢いできたが、SSWは2003年の8.0VSへのバージョンアップ以来、放置されている。
ちょうど3年前頃、知人がSONARを使っていて、得意げに曲作り作業を披露された。
彼がしていたのは、いわゆるループ素材を選んで貼り付けて曲(のような物)にする作業。
「そんなん”作曲”ちゃうやん」
と言う訳で、SONARには全く興味が沸かなかった。

どうやら、昨今、この「作曲ちゃうやん」の方がむしろおかしい状況のようだ。
Macに標準搭載のアプリケーションGarage Bandは、まさにその”選んで貼り付け”のソフト。
SSWのバージョンアップを放棄した(んだろう、きっと)INTERNET社が出したMIXTUREもそっち方面のソフト。
巷にはサンプル素材がフリーまたは安価で出回っており、まったく楽器の出来ない人がPCやサンプラーを使って”作曲”してしまえる。
一昨年、バンドメンバー募集サイトで知り合ったヤツと会ってみたら、
「自分のオリジナル曲だ」と渡されたCDが、そういう手法で作ったモノだったので
「オリジナルちゃうやん〜」
と決裂したもんだ・・・・・・。

元々キーボードとギターの”プレイヤー”なので、どうもこの傾向には抵抗がある。

キーボードの方は元々が電子楽器だったので、DX7のちょっと前の頃には既にMIDIという規格があって、シーケンサーで自動演奏が出来る代物だった。
「弾けない人でも機械で音が出せる」
この恩恵に思いっきり預かったのは、かの有名な小室哲哉被告であろう。
僕は、彼の少し前のシンセ界のヒーローYMOの頃から、そっち系統の音楽に微塵の興味もない。
エレクトーンの発表会でライディーンをやらされたりしたが、あーいうピコピコした音と単調に繰り返すリズムは苦手だ。
とはいえ、坂本さんたちの機械ってベラボウに高かったり、小室被告みたいにヘタクソでも通用した時代の人ではないので、ちゃんと弾ける人だった(と思う・・・・良く知らないので断言は控える)。

僕はキーボード弾きでありながら、テクノ系統に全く興味がなく、むしろ嫌いで、蓑輪単志大先生のR&Rピアノとオルガンに感化されてバンドを始めたクチなので、鍵盤がメインでシャシャリ出ている音楽よりも、Voがおって、ギターがおって、キーボードは調味料的におればええと思うし、聴くのもそういう系統を好む。キーボードなしのバンドの方がむしろ好きなくらいだ。

さて、元々が電子楽器だったシンセはともかく、ギターの方はさすがに弾けないと無理だったのが、これまた、PCソフトでかなりリアルに再現出来るようになった(らしい・・・そういうソフトの使い方を覚えるヒマがあるならギターの練習をしたいタイプなので、断言は控える)。

で、
十字屋のネエちゃんにCUBASE4がいかに素晴らしいか力説されたが、MOTIF−XSのオマケについてきた、CUBASE AI4の使い方すらさっぱりわからない。説明書はPDFのままでは読みにくいのでプリントアウトしてみたら300ページ超もあった。
しかもかなりわかりにくい説明書だ。
たとえば、
「MIDIトラックをミックスダウンすることは出来ません。いったんオーディオトラックに録音する必要があります」
と書いてある。が、その先が書いていない。
MIDIトラックはただの信号データなのだから、ミックスダウン出来ないのは機械オンチの僕でもわかる。
「だからどうしろと???」
この問いは放置だ。
おまけソフトのCUBASE AI4を使おうなんてヤツは、ほぼ全員がCUBASE素人(だと思う)なのであるから、アホでもわかる説明書をつけてくれんと、CUBASE4なんてバカ高いソフトを買おうなんて気にはならん。
Mac専用だがLOGICは5万円台であるというのに、CUBASE4はほぼ倍の値段。
まあ倍の値段に相当する値打ちがあるのなら、これも納得出来るのだが、

やっと今日の本題

一番納得がいかないのは、

CUBASE4アカデミック版

なるもの。

CUBASE4通常版が、ヤマハ価格でほぼ11万。AI4からのアップで10万弱。
に対して、
アカデミック版は、ヤマハ価格で6万9000円ほど。
中身は何も違わないのに、この値段の差って・・・・・・・。
アップルストアでもMac本体にアカデミック価格があるが、これほどの大きな差はない。
1割引程度なら、「まあしゃあないか」で納得出来るし、百歩譲って”学生”割引なら「学生は金ないもんな〜」で納得出来る。

学生だけでなく、教職員も割引だし、教育委員会の職員でも構わないし、区役所の市民活動推進課社会教育係でも構わない(ヤマハに電話して訊いたのでこれは断言出来る)。
コンピューターを使う教育に携わっているの人に安く売るのは理解出来るが、それなら個々に販売せず、学校と取引すれば良いだけの話。
体育の教師だろうが、区役所の職員だろうが構わないってのは無節操な気がする。
個人ユーザーでも教育関係なら4万も安く買えちゃうってのは、
「結局、元はナンボなんよ?」
と不審に思うなって方が無理。

別に金が惜しいわけじゃない。誰にでも平等に10万程度するソフトなら、それだけの値打ちがあるものと思って買える。が、中身が同じモノが6万台で”身分によって”買えるというのは、やっぱし納得いかない。

とはいえ、長年使ってきたSSW8.0VSもアカデミック版があるし(バージョンアップで買ったので知らなかっただけ)、SONARにもある。SONARの場合は、学生と教職員(法人に限定)なので、CUBASEほど節操のない安売りではない模様。
MS OFFICEにもアカデミック版がある(が、身分証明は不要)。

アカデミック版の存在意義がわからない。
アップルに至っては、PTAの役員でもアカデミック対象なのだから、まったくもって意図不明だ(上記のように割引率がたいしたことないのでまだ許容範囲だが)。

というわけで、
どんなに勧められようが、6万台で売っても良い代物に10万弱も出す気にはなれない。
そもそも、パソコンはあまり好きではないのだ(ならブログ書くなって話になるが・・・・)。
”便宜上””やむをえず”使ってるに過ぎない。
デジカメも本当は嫌い。フィルムがそこいらでは売ってなくて、現像もそこいらで出来なくなったから、”やむをえず””便宜上”持ってるだけ。本当は長年の愛機ニコンFAを使い続けたい。
年賀状も完全に手書きだ。
10万のソフトはもったいない気がするが、30万の楽器なら全くもったいなくない。
ソフトの操作を覚えるのに使う時間は楽器の練習に充てたい。
そういう種の人間なので、通常版価格とアカデミック版価格の差は何十倍にも感じる。
(しかも、SSWで作ったMIDIデータをCUBASE AI4に読ませたら、けったいなことになったので、余計に気がすすまないのであった)。

テーマ:DTM、宅録、ミックス、レコーディング、機材 - ジャンル:音楽

2009.01.13 | Comments(0) | Trackback(0) | 音楽

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たけやんDX

Author:たけやんDX
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稼いだ金のほとんどは楽器に化けるので、貧乏です(笑)。

が、一応作曲家として仕事しています。

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